小鳥/その他小動物[飼い方]
- HOME
- 小鳥/その他小動物[飼い方]
ペットを飼い始めたら~小鳥、小動物編
文鳥・インコなどの小鳥、猛禽類などの小動物についてはこちらを御覧ください。
動物飼い始めの基本は、まず環境に慣れさせること。新しく飼った動物を触りすぎたりのぞき過ぎたりすると、ストレスを受け、購入直後体調を崩してしまうことが多いので、食欲の有無はもちろん活動性や温度管理に気をつけましょう。そして、おうちに来て1週間経ったら病院に健康診断に行きましょう。それ以前に異常が見られたら様子を見ずにすぐ病院で診てもらいましょう。
健康診断・具合が悪い時は046-290-1192046-290-1192へ
ブンチョウ、セキセイインコなどの小鳥(成鳥の章)
ブンチョウ、セキセイインコ、ジュウシマツ、オカメインコ、コザクラインコなど
購入して1週間は環境に慣れさせるのが大切なのは他の動物と同様。季節にもよるが環境温度の急変がない限りは比較的簡単に飼育できます。梅雨の時期や、晩秋から冬季にかけてはおうちにきてから環境温度が低いと急激に状態を崩しますのでヒヨコ電球などを使って最低18℃を下回らないようにした方が賢明です。夜間から朝方にかけて気温が一番低下する時間は特に注意し、羽を膨らませている時は保温して状態を崩さないようにしましょう。
成鳥も知らない間に病気なっていることがあるので、下痢をしていたり、羽を膨らませていて日中寝ていることが多く、あまり鳴かなくなったら病気の兆候かもしれないので早めに病院に行きましょう。
ブンチョウ、セキセイインコなどの小鳥(手乗り用ヒナ鳥の章)
ブンチョウ、セキセイインコ、ジュウシマツ、オカメインコ、コザクラインコなど
手乗りの状態(ヒナ鳥)で購入してきた場合は、まず温度管理によって大きく鳥の状態がかわってきます。ヒナ鳥は飼い主が親鳥の代わりに差し餌をして育てねばならず、親鳥が管理するのと同じくらい気を配らねばならない大変な作業となります。環境温度が低いと代謝能力も低下するので餌を食べなくなります。鳥という動物は食い溜めができないのでだんだんと痩せてきて気づいた時には手遅れという状態もめずらしくありません。
ヒナ鳥を育てる場合は、保温性を考えてプラケースや水槽に収容し、環境温度が28℃から30℃になるよう管理しなければ子育ては失敗します。ヒヨコ電球や硬いプラスチック製容器を利用して湯たんぽをつくり温度を維持します。使い捨てカイロやホットカーペットは、鳥の保温は全く意味がありません。空気全体が30℃になるようにしなければなりません。(エアコンやストーブも一日中つけておく訳にはいかないだろうし、風がでるものや灯油臭くなるものは逆に状態を悪化しかねない)
温度管理はばっちりなのに餌を食べない時は、ふやかした餌の状態が適切でない場合が多い。餌の温度が冷たい・ふやけすぎ・そのう内に餌が残っているなどが考えられます。これらをチェックしても食べない場合は病気の可能性があるので様子を見ずに病院へ。
逆にヒナ鳥は、環境温度が適切で元気いっぱいであると差し餌を際限なく欲しがります。そのひと時はとても楽しい時ですが、飼い主が調整してあげないで調子に乗ってあげすぎると食滞という餌がそのうから移動しない状態となってとても苦しがり死んでしまうこともあります。首のところにあるそのうを軽く触ってもう少し大丈夫かなと思うくらいでやめておきます。人間でもそうですが、腹八分目が適当なのですよ。
鳥の種類もよるが、セキセイインコやブンチョウ、ジュウシマツなどの鳥は生後2週間くらいで売られていることが多く、成鳥と羽の生え方が同じようだと生後1月くらいだと思ってください。この時期になると羽をバタつかせ飛ぼうとしますがうまく飛べないので落下時に足を傷めるので差し餌の時には机の上など高いところでは出さないように注意しましょう。
餌に関してもこの頃になると過度にふやけた餌は食べなくなるので、さっと湯通しし、少し冷ましたものを与え、同時に浅い皿に粟玉とカラツキの餌を入れておき好きな時食べられるよう巣立ちの準備をしておきましょう。
コザクラインコも上記と同様と考えていいと思いますが、問題はオカメインコを含めた中から大型インコ。これらの種類はとても甘えん坊で下手をすれば半年以上差し餌の必要な個体もいます。とても手がかかる固体がいるので一応覚悟はいるかもしれません。
猛禽類(ワシ、タカ、フクロウ)
大型の猛禽類であるワシを飼育することは一般家庭ではないと思いますので省きます。
一般的にタカや大型のフクロウは飛翔能力が高く、広い飼育スペースもしくは室内放しをしてあげなければなりません。小型のフクロウでは行動範囲が狭く飛び回りながら餌を探すという行動が少ないのでゲージ飼いまたは足輪に繋ぐ方法で飼育できます。
餌は基本的に冷凍マウスとなります。少なくとも精肉やレバー、砂肝などの内臓肉、缶詰だけでは飼育できません。冷凍マウスは全身食であるため必要な栄養分を十分摂取できるため重要です。また、冷凍ヒヨコなどの鳥餌は生物価(マウスとヒヨコを同じ量与えたとすると栄養成分として利用されるカロリー量の比較)が低いのでなるべくマウスを与えたいものです。また、食餌に関して重要なことは、ペリットです。飼育しているとわかりますが、猛禽類は食後にペリットという毛玉のような塊を吐き出します。猛禽類は動物の被毛を摂取することで胃腸の動きを刺激します。精肉や毛のないピンクマウスを与える場合、細かいワラなどをまぶしペリットのかわりを与えなければなりません。