野鳥のヒナを見つけたら
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野鳥のヒナを見つけたら
春から初夏にかけてツバメやヒヨドリなどの野鳥のヒナを保護してくるケースが多く見られます。
しかし、多くの場合ヒナが親鳥のあとを追いながら巣立ちをはじめた時期に迷子や巣から落ちたとヒトが判断して救護してくるケースがほとんどです。親鳥の立場からすれば「さらわれた」ということになります。迷子の野鳥を保護してあげようと思ったら以下のことに注意してください。
- 野鳥のヒナを見つけたらすみやかに元の場所に戻してあげましょう。道路などの危険な場所であるときには近くの安全な場所に移動させます。近くに必ず親鳥がいるはずです。人間が近くで見ていると親鳥が恐がって寄ってきません。すぐにその場から離れましょう。
- 鳥の種類により、ヒナに与える餌は様々です。不適切な餌を与えても食べないばかりか、栄養障害を起こし結果的に育たないことが多いため、野鳥のヒナを保護してあげても自然保護ということには繋がりにくいのです。また、誤認救護の場合、野鳥という生物資源の枯渇にも繋がる(そのままにしておけば親鳥が本当は世話をしていたのにヒトがさらっていったばかりに結果的に育たず死んでしまったら)ことにも成りかねないということをよく考えてください。
- 野鳥の飼育は特別な許可がなければしてはいけないことです。場合によっては処罰されることもあります。
- 明らかにケガをしていたり、産毛も生えていないヒナの場合のみ保護の対象となります。
- やむを得ず野鳥の救護をした場合は、ダンボールに入れ、ペットボトルなどにお湯を入れ湯たんぽを作り保温します。その際やけどには十分注意しましょう。
- 鳥の種類を図鑑で調べましょう。餌は種類により異なるため種類が分からないと餌の準備もできません。